格安SIMの需要がどんどん増えている現在、いろいろな企業が格安SIM業界に参入してきています。
しかし!その一方で、格安SIMの支払い方法はクレジットカード払いが一般的です。
むしろ、クレジットカード払い以外は認めない!という格安SIMが多いというのが現実…。
しかし、クレジットカードがないorクレジットカードを使いたくない方でも契約できる格安SIMもちゃんとありますよ!
今回は、格安SIMがなぜ口座振替契約をしたがらないのかの理由に迫りつつ、口座振替で契約できる格安SIMをご紹介していきます!
格安SIM自体がよくわからないという方は、こちらのまとめをどうぞ!
【口座振替】格安SIMの現状とは?
格安SIMの実態調査のため、今回は、格安SIM会社の知り合いにインタビューをしてきましたよ!
どうやってそんな人と知り合いになっているかというと…
私は元ポケットWi-Fi企業の社員なんです。ポケットWi-Fiと格安SIM業界ってお隣さん的な感じなので、そのときのコネをフル活用したわけですね!
というわけで、某格安SIM会社の知り合いにインタビューした内容をもとに、今回の記事をまとめてみました!
格安SIMの数と口座振替
2018年10月現在、格安SIM会社は100社以上あるといわれています。
格安SIMの契約者数は1,500万人を突破し、まさにとっても勢いのあるサービスです。
そのため、いろいろな企業がビジネスチャンスだと捉えて参入してきているわけですね。
しかし、口座振替ができる格安SIMは4社しかありません。
重要口座振替ができる格安SIM・格安スマホ会社
- UQ mobile(モバイル)
- BIGLOBE モバイル
- OCN モバイル ONE
- 楽天モバイル
その理由を説明するについてはのちほど。まずは格安SIM業界の現状について解説しますよ!
格安SIM業界の現状
100社を超える格安SIM会社が乱立する中で、格安SIM業界は戦国時代に突入しています!
アイドルはかわいいからいいんですが、企業同士の戦国時代はエグいです。
2017年10月には、格安SIM業界で5位のシェアを誇っていた「FREETEL(フリーテル)」が楽天に合併されました。
参考楽天がFREETELの事業を買収 今後MVNOの破たんは増える(日経トレンディ)
また、「ぷららモバイルLTE」のように、格安SIMサービスから撤退した企業もあります。
参考「ぷららモバイルLTE」がサービス終了
-
超注意!ぷららモバイルLTE口座振替がおすすめできないたった1つの理由
このほかにも、格安SIM業界では、合併やサービス終了が相次いでいます。
いくら格安SIMの市場が右肩上がりだとしても、参入する企業が多ければお客さんの奪い合いになり、体力のない企業はなくなっていくのも当然というわけですね…。
格安SIM会社が口座振替契約をしたくない理由とは?
格安SIMの支払い方法は、大きくわけて次の3通りです。
- クレジットカード払い
- デビットカード払い
- 口座振替
参考格安SIMの支払い方法
-
格安SIMの支払い方法|コンビニ払いができる格安SIM会社はある?【クレジットカードなし】
すでに書いたように、格安SIMの支払い方法はクレジットカード払いがふつうです。
デビットカード払いは、使用できるデビットカードがあまりにも少ないのでおすすめできません…。
参考格安SIM×デビットカード
-
注意!格安SIMのデビットカード支払いがおすすめできない理由【口座振替編】
となると、クレジットカードがないorクレジットカードを使いたくない場合は口座振替になるわけですが…。
ここでさっきの話に戻ります!なぜ口座振替できる格安SIMが少ないかって話です。
ここでは、超人くんが格安SIMに乗り換えると想定してみましょう。
クレジットカード払いの支払いシステム
クレジットカード払いの場合、超人くんへの料金請求は1ヵ月後です。
たとえば12月22日にクレジットカードで買い物をすると、翌月にクレジットカード会社から請求が来ますよね。
これは格安SIMの場合でも同じで、お金の流れは以下の通りです。
- 格安SIM会社がクレジットカード会社に料金を請求
- クレジットカード会社が格安SIM会社に料金を払う
- クレジットカード会社が超人くんに料金を請求
- 1ヵ月後、超人くんがクレジットカード会社に料金を払う
クレジットカード払いの場合は、超人くんがいまの時点で現金をもっていなくても大丈夫なわけです。
口座振替の支払いシステム
一方、口座振替の場合は、クレジットカード払いの場合とはお金の流れが全く違います。
最も違う点は、格安SIM会社が超人くんから直接お金を請求する点です。
お金の流れを見てみると…
- 格安SIM会社が超人くんに料金を請求
- 超人くんが銀行口座に料金を入金
- 料金が自動引き落としされる
超人くんのように入金しない人は1人とは限りません。
格安SIMに乗り換えている人は全国にいるので、これが1,000人になり1万人になったら、格安SIM会社は大損しちゃうわけですよ!
格安SIMはクレジットカード払いで利益を出したい
ここまで解説してきてわかってきた方も多いと思いますが、格安SIMは超人くんみたいなお客さんで損をしたくないわけですね。
なんでここまで損をしたくないかというと、格安SIMが「格安」な値段設定だからです。
吉野家なんかの牛丼チェーンを考えてみればわかると思いますが、コストを極限まで下げて低価格で牛丼を提供してくれていますよね。
格安SIMも値段を下げてサービスを提供しているので、お客さんの「数」が勝負なわけです。
そのため、口座振替をOKにして利益が下がることにすんごく敏感なんですよ。
口座振替ができる格安SIMは、なぜ口座振替ができる?
おさらいですが、口座振替が可能な格安SIMは以下の4社でした。
重要口座振替ができる格安SIM・格安スマホ会社
- UQ mobile(モバイル)
- BIGLOBE モバイル
- OCN モバイル ONE
- 楽天モバイル
口座振替に対応できる格安SIM会社というのは、口座振替である程度損をしても大丈夫ということです。
つまり、資金力に余裕がある会社なわけですよ!
具体的にいうと、「UQモバイル」の親会社はauですし、「BIGLOBE モバイル」はそのまんまBIGLOBE、「OCN モバイル ONE」はNTTが運営していて、楽天モバイルは楽天がやってる格安SIMです。
ベンチャー企業が格安SIMを経営する場合もあるんですが、その場合はやはり口座振替は避けます。
しかし、大企業が運営している格安SIMは口座振替にも対応できる余裕があるというわけです!
【格安SIM会社ごと】口座振替できる商品は?
ここまでは、格安SIM会社が口座振替契約をしたくない理由について解説してきました。
実は、格安SIM会社によって口座振替で契約できる商品が違うんです!
格安SIMが扱っている商品
- データSIM
- 音声通話SIM
- 格安スマホ
それぞれの商品を簡単に説明しておきましょう。
データSIMとは?
データSIMは、データのやりとりだけに特化したSIMカードです。
音声通話SIMと違って電話機能がついていないので、通話はできません。
そのため、電話機能が必要ない2台目のスマホやiPhone、あとiPadなんかに使う人が多いですね。
音声通話SIMとは?
音声通話SIMというのは、音声通話ができるSIMカードのこと。簡単にいうと、電話ができるSIMカードのことです。
SIMカードというのは、基本的にネット通信のために開発されたものなんですが、それに電話機能をプラスしたのが音声通話通話SIMってことですね。
つまり音声通話SIMとは、ネット通信+電話ができるSIMカードのことをいいます。
大手キャリアからの乗り換えの場合は、この音声通話SIMを選びます。
格安スマホとは?
そのまんまですが、「格安」で買えるスマホのことです。
数年前の格安スマホは質があまりよくなかったんですが、最近ではハンパじゃなく進化を遂げていて、もはや「格安感」ゼロって感じ。
口座振替できる商品は格安SIM会社で違う!
で!話を戻しますが、上で紹介した3種類の商品は、格安SIM会社ごとに口座振替できる場合とできない場合があるんですよ。
データSIMの口座振替ができる格安SIM
まずはデータSIMからみていきましょう。
重要データSIMが口座振替ができる格安SIM会社
- UQ mobile(モバイル)…可能
- BIGLOBE モバイル…可能
- OCN モバイル ONE…可能
- 楽天モバイル…可能
データSIMに関しては、どの格安SIMも口座振替で契約可能です。
音声通話SIMの口座振替ができる格安SIM
次に音声通話SIMについてです。
重要音声通話SIMが口座振替ができる格安SIM会社
- UQ mobile(モバイル)…可能
- BIGLOBE モバイル…不可能
- OCN モバイル ONE…可能
- 楽天モバイル…可能
BIGLOBE モバイルのみ、音声通話SIMを口座振替できません!
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
参考音声通話SIMを口座振替できる格安SIM
-
音声通話SIMの口座振替|MNP乗り換えならどの格安SIMがおすすめ?
格安スマホの口座振替ができる格安SIM
最後に格安スマホについてみていきましょう。
重要格安スマホが口座振替ができる格安SIM会社
UQ mobile(モバイル)のみ!!
詳細はこちらをチェックしてみてください!
参考格安スマホの口座振替
-
格安スマホ×口座振替|クレジットカードなしで口座振替契約できる格安SIM会社はどこ?
後悔しない格安SIM口座振替の選び方
「口座振替のできる格安SIM」といってもいろいろあるということがわかったと思いますが…
格安SIM選びで比較するべき項目は3点です。
ここからは、その3点をSTEPごとに分けて格安SIM会社を比較してみましょう!
格安SIM口座振替の徹底比較3STEP
- STEP1. 料金プランで比較
- STEP2. 通信速度で比較
- STEP3. SIMカードが届くまでの期間で比較
先に結論を言っておくと…
- 料金プラン…どこも変わらない
- 通信速度…UQモバイルが最速
- SIMカードが届くまでの期間…UQモバイルが最短
っていう感じです。それでは、3STEPについて順番に解説していきます!
UQモバイルに乗り換え!
【格安SIM口座振替比較】STEP1. 料金プランで比較
口座振替ができる格安SIM会社の月額料金を分かりやすく表にしてみました!
各社とも、最もデータ容量が少ないプラン(~3GB)で比較しています。
月額基本料金 | |
UQモバイル | 1,980円 |
BIGLOBE モバイル | 1,600円 |
OCN モバイル ONE | 1,800円 |
楽天モバイル | 1,980円 |
参考大手キャリアの月額基本料金は?
大手キャリアの月額基本料金は、どこも5,000~6,000円くらいです。
かけ放題プランについてもみてみましょう。
かけ放題プランで比較
5分かけ放題 | |
UQモバイル | 〇(基本料金に含む) |
BIGLOBE モバイル | 3分かけ放題680円 |
OCN モバイル ONE | 10分かけ放題850円 |
楽天モバイル | 〇(基本料金に含む) |
「BIGLOBE モバイル(BIGLOBE SIM)」と「OCN モバイル ONE」の基本料金が安いのは、かけ放題プランがついていないからです。
月額料金についてまとめておきましょう。
まとめSTEP1. 料金プランで比較
格安SIMの場合、月額料金の差はなく、大手キャリアよりどこも安い!
参考格安SIM口座振替の最安値は?
-
最安値にダマされるな!格安SIM口座振替を月額料金プランで徹底比較
次は通信速度で比較してみますよ!
【格安SIM口座振替比較】STEP2. 通信速度で比較
続いてSTEP2.です。時間帯別の通信速度で格安SIM各社を比較(データ元:家電批評)してみましょう!
スマホの方は横スクロールできますよ。
UQモバイル | BIGLOBE | OCN | 楽天 | |
0時 | 50.32 | 22.10 | 19.97 | 21.79 |
5時 | 42.47 | 8.37 | 12.94 | 11.90 |
10時 | 44.32 | 18.70 | 21..25 | 13.07 |
12時 | 39.83 | 3.18 | 5.05 | 4.27 |
15時 | 49.32 | 16.70 | 13.41 | 13.17 |
20時 | 44.60 | 1.67 | 0.89 | 18.62 |
22時 | 55.84 | 1.83 | 1.33 | 23.68 |
数字の単位は「Mbps」で、通信速度の速さを表しています。数字が大きくなればなるほど速いですよ!
通信速度の目安
- 1Mbps…Youtubeの標準画質動画が見れる
- 10Mbps…Youtubeの高画質動画が見れる
通信速度が10Mbps以下だと、動画を見たりグラフィックがすごいアプリゲームをしたりする人には厳しいですね…。
UQ mobile(モバイル)の通信速度が他の格安SIMの数倍~数十倍であることがわかりますね!
解説格安SIMの仕組み
格安SIM・格安スマホというのは、実は大手キャリア(docomo/au/softbank)から回線をレンタルして運営しています。
そのため、昼休みの時間帯や夜の時間帯は大手キャリアのユーザーさんを優先するため、格安SIM・格安スマホのユーザーさんは速度が遅くなっちゃうんです。
UQモバイルだけなぜ通信速度が速いか
なぜUQモバイルだけ通信速度が速いのかというと、UQ mobile(モバイル)は、実はauの子会社です。つまりauの回線をダイレクトに使えるわけですよ。
そのため、回線をレンタルしている他の格安SIMは昼休みと夜の時間帯に通信速度が落ちますが、UQ mobile(モバイル)の場合、通信速度は落ちません。
まとめSTEP2. 通信速度で比較
格安SIMの場合、昼休みと夜の時間帯は通信速度が落ちる。が!UQモバイルは通信速度が落ちない!
参考格安SIMと通信速度について
-
危険!格安SIMは昼休みと夜に遅くなる!通信速度が落ちない格安SIM口座振替会社は?
【格安SIM口座振替比較】STEP3. SIMカードが届くまでの期間で比較
口座振替契約の場合、SIMカードや格安スマホを発送してくれるまでの期間は、実は格安SIM会社によってバラバラです。
というわけで、SIMカードが届くまでの期間を比較してみると…
SIMカードが届くまでの期間
- UQ mobile(モバイル)…最短2~3日
- 楽天モバイル…最短1週間
- BIGLOBE モバイル…最短10日〜2週間
- OCN モバイル ONE…最短10日〜2週間
UQモバイル口座振替の場合は、銀行口座の審査をする前にSIMカードや格安スマホを発送してくれます。
そのため、UQモバイルに乗り換えたあとに銀行口座の登録をする流れです。
楽天モバイル口座振替の場合は、SIMカード申し込み時に銀行口座を登録します。
そのため、銀行口座の審査→通過→SIMカード発送、という流れになります。
BIGLOBEモバイル口座振替とOCN モバイル ONE口座振替の場合は、ネット上で銀行口座の登録ができません。
銀行口座の登録は、ネットで申し込み後、郵送でのやり取りになります。
まとめSTEP3. SIMカードが届くまでの期間で比較
UQモバイル口座振替なら2~3日でSIMカードが届く!他の格安SIMの場合は、1週間~2週間以上かかる…。
参考格安SIM口座振替でSIMカードが届くまでの期間は?
-
格安SIM口座振替|SIMカードが届くまでの期間・日数は?ランキングで比較!
結論!格安SIM口座振替はUQモバイルがおすすめ
というわけで結論です!
- 料金プラン…どこも変わらない
- 通信速度…UQモバイルが最速
- SIMカードが届くまでの期間…UQモバイルが最短
口座振替ができる格安SIMは、UQモバイルがベストな選択ですね!
UQモバイルに口座振替で乗り換えるタイミングは?
大手キャリアの顧客引き止め作戦のひとつ「違約金」。
「契約解除料」と呼ばれることもありますが、2年区切り以外のタイミングで解約すると1万円くらい取られちゃうというシステムです。
しかしUQモバイルに乗り換えると、スマホ代が大手キャリアの1/3~半分になるので3ヵ月もあれば元を取れちゃう計算になります。
しかもそのあとはずっとお得が続くわけですからね。
すぐにUQモバイルに乗り換えるべき方
更新月まで3ヵ月以上ある方
UQモバイルに乗り換えるのを待ったほうがいい方
更新月まで2ヵ月以内の方
UQモバイル口座振替のMNP乗り換え方法は?
大手キャリアからUQ mobile(モバイル)に口座振替で乗り換えるのはめんどくさそうですが超簡単です。
図解してみるとこんな感じですね。
UQモバイルのMNP乗り換え
- STEP1. MNP予約番号をゲット
- STEP2. UQモバイルに申し込み
- STEP3. APN&MNP設定をする
- STEP4. 乗り換え完了!
参考電話番号を引き継がない場合はSTEP2.とSTEP3.のANP設定のみでOKです。
大手キャリアからUQモバイルに乗り換える際には、「MNP乗り換え」という方法を使います。
MNP乗り換えというのは、電話番号そのままの乗り換えのことです。
UQ mobile(モバイル)への具体的な乗り換え・MNP方法は以下にまとめました!
重要MNP乗り換えの総まとめ(SIMのみ購入編)
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UQモバイル口座振替【SIM編】超簡単な申し込み&MNPで乗り換える方法を徹底解説!
重要MNP乗り換えの総まとめ(SIM+スマホ購入編)
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UQモバイル口座振替【SIM+格安スマホ編】超簡単な申し込み&MNPで乗り換える方法
【格安SIM会社が口座振替をしたくな理由】まとめ
今回は、格安SIM会社が口座振替をしたくない理由についてまとめてきました。
そんな中でも、通信速度とSIMカードが届くまでの期間を考慮すると、UQモバイル口座振替が一番のおすすめですね!
この機会に、みなさんもUQモバイルで格安SIMデビューしてみてはいかがでしょうか?
UQモバイルに乗り換え!