今回は、元ポケットWi-Fi社員の私が、WiMAXとスマホ各社の大容量プランを徹底比較していきます!どちらも口座振替支払いが可能ですが…!
WiMAX自体がよくわからないという方は、こちらのまとめをどうぞ!
大容量プランとWiMAXの通信方式を比較
2016年12月に、softbank、au、docomoの大手スマホ会社3社が、スマートフォン向けの大容量通信プランを発表しました。
プランによりますが、月々5GB~100GBまで利用可能です。
大手スマホ会社のプランとWiMAXは、どちらも屋外・屋内問わず高速インターネットが楽しめます。
内容をよく見ていなければ、「インターネットが使えるならどっちでもいいかな」と思ってしまうかもしれませんが、この2つのサービスは内容がかなり違います。
どちらも2年契約なので、2年たたないうちに解約してしまうと解約手数料がかかります。契約する前にしっかり比較検討して、利用目的に合ったプランを選んでくださいね!
というわけで、まずはLTEとWiMAXについて説明していきます!
- LTE…大容量プラン(スマホ)の通信方式
- WiMAX…WiMAXプロバイダの通信方式
それぞれみていきましょう!
LTE…大容量プラン(スマホ)の通信方式
LTEは、スマートフォンを使って、屋内でも屋外でも不自由なく通信が行えることを目的として開発された通信方式です。
国のお金も使ってるので、利用エリアが広いのが特徴。5年前くらいに比べると、「ここスマホの電波つながらない~」っていう体験をほとんどしなくなったと思います。
日本国内では、最高レベルの汎用性があるといってもいいでしょう!
ただし、スマホの電波は国から各企業に割り当てられるものなので、無制限には利用できないようになっています。
そのため、月々の通信量は厳格に決められており、契約した通信量を超えてしまうと速度制限が月末までかかってしまいます。
そのスピードは128kbps。この速度は、Yahoo!のトップページを開くのに1分くらいかかるレベルです。。。
月内に解除するには追加費用 (1GB:1,000円) が必要になります。高いですねえ…。
WiMAX…WiMAXプロバイダの通信方式
WiMAXは、屋外での通信をスムーズにするために開発されたポケットWi-Fiです。ただ、WiMAXの性能が上がったいまでは、屋内で使用する人も多いですね。私もその一人!
WiMAX電波を拾うルーター(端末)から、スマホやノートパソコンにWiMAX電波を飛ばしています。ルーターの大きさはスマホよりちょっと小さいくらいなので、持ち運びも便利。
イメージはこんな感じです。
独自開発された回線なので、LTEに比べると使えるエリアはちょっと負けますが、LTEと違い、インターネット使い放題プラン(ギガ放題)があります。
特殊ルールとして「3日間で10GB」以上の通信をした場合のみ速度制限がかかりますが、速度制限に関してはLTEよりも緩いです。
速度制限される期間ですが、月末までではなく、翌日18:00頃~翌々日2:00の8時間だけ速度制限がかかります。しかも制限後の速度は1Mbpsで、これはYoutubeの標準画質動画がスムーズに見れるレベルです。
WiMAXの速度制限についてはここ!
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WiMAX口座振替編|安い7GBプランよりギガ放題がおすすめな理由は速度制限にアリ!
LTE(大容量プラン)
- 超安定した電波
- 使えるエリアが広い
- 「大容量プラン」というように使い放題ではない
- 速度制限が厳しい
WiMAX(WiMAXプロバイダ)
- 安定した電波
- LTEに比べるとエリアが若干狭い
- 使い放題プランがある
- 速度制限が緩い
LTE大容量プランの料金比較
それでは、大手スマホ各社の大容量プランを見ていきましょう。
softbankの「ギガモンスター」
softbankの通信データ大容量プランの名称は「ギガモンスター」です。プランは2種類!
- データ定額 20GB…6,000円
- データ定額 30GB…8,000円
「ギガモンスター」では、余ったデータ容量は翌月に繰越ができます。家族内でデータ通信容量を分け合えるプラン (家族データシェア) はありますが、新規申込みは2016年12月28日 (水) で終了しています。
「ギガモンスター」のデメリット
ギガモンスタープランを利用するには、同時にスマ放題 (国内通話料無料のプラン)に入る必要があります。LINE通話をする人や電話をあまりしない人であれば無駄な料金が発生しますね。
スマ放題の料金は2,000~3,000円です。
auの「スーパーデジラ」
auの通信データ大容量プランの名称は「スーパーデジラ」です。プランは3種類!
- データ定額5(5GB)…5,000円
- データ定額20(20GB)…6,000円
- データ定額30(30GB)…8,000円
余ったデータ容量は翌月に繰越ができます。
「スーパーデジラ」は、1つのau IDに対してスマートフォンと携帯電話は1台、4G LTE対応タブレット・4G LTE対応パソコンであれば5台、つまり最大6台までデータ通信容量を分け合う仕組みなので、家族間でスマートフォンや携帯電話のデータ通信量を分け合うことはできません。
テザリングは2017年9月末日まで無料ですが、それ以降は月額1,000円です。
「スーパーデジラ」のデメリット
「ギガモンスター」と同じで、「スーパーデジラ」を利用するには「カケホ (国内通話料無料のプラン)」に加入する必要があります。
「カケホ」の料金は2,700円です。このため、電話をあまり使わない方にとってはかなり不満のある構造になっています。
docomoの「ウルトラパック」
docomoの通信データ大容量プランの名称は「ウルトラパック」です。プランの種類は5つあります。
- データMパック(5GB)…5,000円
- ウルトラデータLパック(20GB)…6,000円
- ウルトラデータLLパック(30GB)…8,000円
- ウルトラシェアパック50(50GB)…16,000円
- ウルトラシェアパック100(100GB)…25,000円
docomoでも余ったデータ容量は翌月に繰越が可能です。
「ウルトラシェアパック50」と「ウルトラシェアパック100」は、家族でデータ通信容量を分け合えるプランです。スマートフォンを持っている家族が多ければお得になります。
「ウルトラパック」のデメリット
こちらもウルトラパックを利用するためには、「カケホーダイ(国内通話料無料のプラン)」も同時にも加入しなければなりません。
「カケホーダイ」の料金は1,700~2,700円です。やはり電話をしない方にとっては不満が残りますね。
LTE大容量プランの比較でわかったこと
ギガモンスター・スーパーデジラ・ウルトラパックの3つの大容量プランをみてきましたが、実はどこも内容や料金は似たり寄ったりです。
いまやLIN通話で電話をしている人も多いでしょうから、電話かけ放題といわれてもそんなにうれしくない人も少なくないですよね。
データを分け合うこととテザリングは違う!
LTE大容量プランでは、「通信データ容量を他の人と分け合えるサービス」と「テザリングサービス」がありますが、この2つは違うサービスです。
通信データ容量を他の人と分け合う
あらかじめ契約している通信データ容量の範囲であれば、各自が必要な分をいつでも使えるというサービスです。
簡単にいうと、共有の通帳があって各自がそのキャッシュカードを持ち、通帳に準備されている金額の範囲であればATMから好きなだけお金が使える感じです。
テザリング
自分のスマートフォンをルーターとして使えるようにするというサービスです。
スマホから電波を飛ばし、ネットに繋がっていないスマホやパソコンをネットができるようにします。
スマホをルーター代わりに使うので、ルーターとなるスマホの充電がどんどん無くなっていくのが欠点です。
WiMAXの口座振替プロバイダの料金は?
ではここからはWiMAXの料金をみていきましょう!
このサイトはクレジットカードがないor使いたくない人のためのサイトですので、口座振替ができるWiMAXプロバイダに絞って料金をみてみます。
口座振替が可能なWiMAXプロバイダ料金比較
口座振替でできるWiMAXプロバイダは、以下の3社です。
- UQ WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
- Broad WiMAX
※@nifty WiMAXは2017年7月で口座振替契約を終了しました。
この3社で、キャッシュバックキャンペーンを反映させた月額料金を表にしてみました!
2018年10月段階での料金です。
UQ | BIGLOBE | Broad | |
平均月額料金 (ギガ放題) |
3,750円 | 3,772円 | 4,140円 |
2年トータル料金 (ギガ放題) |
90,000円 | 90,550円 | 99,351円 |
キャンペーン | 1万円のキャッシュバック | 1万円キャッシュバック or月額割引 |
なし |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 | 18,857円 3,000円 |
平均月額料金
トータル料金からキャッシュバックやキャンペーンなどを引いて、2年間で割ったもの!
トータル料金で比較してみると、UQ WiMAXとBIGLOBE WiMAXが互角ですね。
UQ WiMAX口座振替がおすすめな理由
UQ WiMAX口座振替の場合は、キャッシュバック10,000円のプレゼントキャンペーンを行っています。
整理しておくと…
- UQ WiMAXのキャッシュバック…3ヵ月以内
- BIGLOBE WiMAXのキャッシュバック…13ヵ月後
13ヵ月後のキャッシュバック、と言われても、もはや忘れた頃にもらえる感じですね…。
キャッシュバックの金額が大きかったら話は別ですが、UQ WiMAXとBIGLOBE WiMAXのキャンペーン金額が同じである以上、UQ WiMAXのキャッシュバックを取ったほうが賢いといえます。
UQ WiMAX口座振替は、WiMAXルーターが届くまでが早い!
WiMAXの口座振替契約は、一般的に郵送でのやり取りになるため、WiMAXルーターが届くまでに時間がかかります。
以前はできなかったんですが、UQ WiMAXの口座振替はweb上で手続きが行えるようになりました!
本人確認も、免許証などの本人確認書類を写メってUQ WiMAXの専用サイトにアップロードすれば完了です。
そのため、UQ WiMAXは口座振替の場合でも、最短で3~4日でWiMAXルーターが届きます。
まとめておくと…
WiMAXルーターが届くまでの日数
- UQ WiMAX…最短3~4日
- BIGLOBE WiMAX…最短10日
WiMAXはネット機器なので、早く届くに越したことはありません。
この点でもUQ WiMAXがおすすめですね!
重要UQ WiMAX口座振替の申し込み方法
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【超解説】UQ WiMAX口座振替の申し込み方法|NO.1のおすすめWiMAXプロバイダ
大容量プランとWiMAX口座振替料金を比較
softbankの「ギガモンスター」
- データ定額 20GB…6,000円
- データ定額 30GB…8,000円
auの「スーパーデジラ」
- データ定額5(5GB)…5,000円
- データ定額20(20GB)…6,000円
- データ定額30(30GB)…8,000円
docomoの「ウルトラパック」
- データMパック(5GB)…5,000円
- ウルトラデータLパック(20GB)…6,000円
- ウルトラデータLLパック(30GB)…8,000円
- ウルトラシェアパック50(50GB)…16,000円
- ウルトラシェアパック100(100GB)…25,000円
これにプラスして、電話かけ放題サービスの料金がかかります。
それに対してUQ WiMAXは…!?
UQ WiMAXの実質料金
無制限プラン「ギガ放題」…3,750円
キャリア各社の大容量プランはあくまで有限ですが、WiMAXは無制限プラン。そのため、200GBだろうが使い放題です。
注意!
さっきも言いましたが、「ギガ放題」は「3日間で10GB」制限があります。
ただ3日で10GB以上の通信をしても、翌日の18時~翌々日の2時までの速度制限でYoutubeの標準画質動画が見れるレベルなので、不安に思う必要はありませんね。
注意!
また、WiMAXであれば、10台まで電波を飛ばすことができます。家族で使うときにも安心ですね!
WiMAXの「10GB」の目安はどのくらい?
Yahoo!トップページ | 約10,000回 |
LINE | 約150万往復 |
Youtube標準画質 | 約40時間 |
Youtube高画質 | 約16時間 |
これを見てもらえればわかるように、10GBってけっこうあります。
WiMAXは実質使い放題といえるかもしれません!
UQ WiMAXと口座振替契約するタイミングは?
ポケットWi-Fiで働いている元同僚に聞いたところによると、WiMAXは一定の契約数を確保できたら徐々にキャンペーンを縮小させていくという噂があるそうです。
実際、WiMAXの契約者数は2,500万人を突破しているので、派手なキャンペーンをする理由もなくなってきてるんですよね。
まとめ
今回は、スマホ各社の大容量プランとWiMAXのギガ放題を比較してきました。やはり大容量プランのいただけないところは月額料金の高さですね。
電話かけ放題プランが必須というのも気に入りません!
コストパフォーマンスで考えると圧倒的にWiMAXのほうがいいと思います!大容量プランは有限ですが、WiMAXは無制限ですからね!
WiMAXの中でも口座振替プロバイダならやはりUQ WiMAXですね。
注意!